本事業は、平成24年5月から「消防救急無線設備(移動局無線設備及びこれと同等の設備構成となる無線設備を除く。)の整備及び管理に関する事務(三重県の区域を1つの区域として行うものに限る。)」として、全国及び県域において共通して使用する消防救急無線(共通波)のデジタル化の整備及びその管理を行うものです。
消防救急無線は、災害時における消防活動上の重要な情報伝達手段として、これまでアナログ通信方式による音声主体の運用が行われてきましたが、国においては、デジタル電送等の通信ニーズの多様化に対応するため、電波法関係審査基準の改正により、平成28年5月31日までの期間において、消防救急無線のデジタル化を求めておりました。
消防救急無線(共通波)のデジタル化整備には多額の経費を要することから、総合事務組合が整備主体となり、県域を1ブロックとする「三重県消防救急デジタル無線整備」として一括整備することにより費用の縮減を図り、平成24年度から平成26年度にかけて消防救急無線(共通波)のデジタル化整備を実施しました。
平成27年度からは整備事業の委託先である三重県より引き渡しを受け、消防救急無線設備(共通波)の管理に関する事務を実施しています。